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凄い社長さんの話
2008年04月17日(木)
みなさんこんにちは寺井レース(有)井波秀俊です。
いよいよ弊社のレースもファンシーヤーンも動きはじめました。
ラッセルモールもフィルム入りの商品が韓国向けで宝本商事さんから大量に受注がありました。
エンブ用のチュールレースも動きはじめて在庫が無くなりかけています。
サモーラチュール、綿チュールも先月より動きが鈍くなっていましたが、今週に入り出荷・受注も順調に出てきました。
ありがとうございます!!!
今日は今朝の地元新聞の記事のお話。
弊社の地元の今朝の新聞の経済欄に能登の織物の会社「木村織物・新日本テックス」さんと木村社長が紹介されていました。
木村織物さんは七尾市近くの中能登町で織物の製造販売をしている会社です。
この会社は石川県商工会青年部連合会の副会長の木村静夫さんの会社で静夫さんは専務さん。
私とは同じ商工会青年部長同士で県青年部連合会でも理事メンバーとして仲良くしていただいております。
また、取引先の一つが同じだったり、同じ繊維製造業ということで商工会だけでなく仕事の相談や情報交換など、いろいろとお世話になっております。
そんな関係で、木村織物さんの社長さんには昨年川北町商工会青年部の視察研修で会社にお伺いした時、会社案内だけでなく、講演もしていただきました。
この会社と社長さん、とても凄いです!
織物業界は弊社のたて編み業界同様、とても落ち込んでいる産業の一つです。
しかし、木村織物さんは安定した売り上げとずば抜けた開発力・販売力で業績を伸ばしています。
「どうして田舎の織物会社がこんなに凄いんだろう?」
そんな私の疑問が視察研修のきっかけとなりました。
会社にお伺いして社長にお会いして・・・・ビックリ!
凄いパワーとバイタリティのある社長で、個性も凄い。
「お前んとこはレースの機械何台あるんや?」
「その中で10年以内に買った機械何台や?」
「そんなに台数かかえて何になる!?」
「よう潰れんとやっとるな!」
「(業績が)悪い悪いなんか言うな!このご時勢いい所なんかあるかっ!」
「悪いんやったら、良くする様にすればいいんやっ!」
と、いきなり喧嘩口調・・・。
はじめは少々その喧嘩腰の話方に圧倒されました(笑)
でも、我々に飾らない言葉で自身の商売に対する考え、現在開発している商品の説明まで親切に説明いただきました。
予定していた時間を大幅にオーバーしてまで我々に講演してくださいました。
正直、繊維業は現在廃れた産業になりつつあります。
周りでも暗い話や元気のない人が多いです。
しかし、この社長と専務は全然ちがいます。
とにかく前を向いていろいろと開発して、死に物狂いで生産・販売をしております。
私も見習わなければ!!!
なんたって、織物で電池やホットプレート作っちゃうんですからね~。
まだまだ繊維製造業も捨てたモンじゃありませんね!
社長曰く
「経営者は前向きな考えと執念が必要」
「商売は命がけでやれっ!」
とてつもなく私に刺激をくれたお二人でした。
私もいつか経済欄に載れるように頑張らなくては!!!