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他業種との協働

2008年11月05日(水)

みなさんこんにちは寺井レース(有)井波秀俊です。

最近の世界的な金融危機、どうなるんでしょうか?
弊社も昨年より輸出に乗り出してはいるのですが、こうも円高が進むと決まるもんも決まりません。

ただ、まだほとんど実績がないので、為替損は出ないのですが、ただでも高いイメージのある日本製をどうやって売り込みのか・・・。

いろんな知恵を絞っております。

何か良い方法が絶対あるはず!!
ここ数年、弊社が生産している無地レース、特にエンブロイダリーレースの下地用のチュールレースの売れ行きが非常に悪いです。

エンブの工場がどんどん中国などの海外に進出していき、現地にて安いチュールレースを手配しております。

品質は二の次で、まずは単価だそうです。

じゃー、今まで我々が追及していた品質は・・・・。

時代の流れです、しょうがないです。
お客様がそれを求めていないのですから。

現在は発想を少し変えて売り込みをしています。

先ずは弊社で常に在庫している定番のチュールの見本スワッチを工場やレースを扱う企業に配ってまわり、

弊社は1反からでもデリバリー出来ます!

と、少ロット対応を勧めております。

これは新たに生産をするのではなくて、弊社での長年の定番として繰り返し生産・販売をしてきたもので実績もあります。

急な生産や数量が足りない時の補充用にも便利です。

もう一つは他業種との共同販売。

他業種といっても同じ繊維関係で織物の工場や商社、糸商さんなどと共同でこの定番のチュールレースを販売しております。

織物の工場や商社さんでも同じように薄い生地を製造販売しているところが沢山あります。
そこで、弊社のチュールレースの見本も一緒にプレゼンしてもらいます。

また、弊社やたて編みでは出来ない織物の特性を利用した製品などをお願いすることも出来ます。

現在進んでいるお話ではブライダル向けの織物を販売している会社が、弊社のレースを取り扱っていただいたり、海外向けに介護用の消臭・防水シーツを織物工場に見本依頼したり。

今までは業種が違ったり、似たような製品を扱っていたりすると、競ったり潰しあったりしておりましたが、お互い利用し合えば、もっと良い商品の出来るし、商売の巾も広がると思います

糸商さんは刺繍レースの刺繍糸を販売する時に弊社のレースもセットで販売していただいており、お客様は糸と基布を別々に手配する手間も省けます。

このように、お客様の利便性や何を求めているのか?
自分に出来ることはなにか?
もっともっと考えなくてはいけません!

どんなに不況でも0にはなりません。
絶対に売れる商品はあるはずです。

弊社はこの売れる商品を作り、販売し続けます!!

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