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合成繊維「ナイロン」
2015年05月22日（金）
※ナイロンについて
ナイロン繊維はアメリカのデュポン社が1935年に開発し、その後同じくデュポン社で商品化され、合成繊維の中では、最も古くから使用されている物です。
また、日本にはデュポン社からの技術導入により当時の東洋レーヨン（株）（現在の東レ（株））が1941年にナイロンの紡糸に成功し、1951年頃から工業生産され始めたそうです。
長所：
- 他の繊維と混紡することで、繊維の強度を各段に向上することが出来、摩耗にも非常に強い糸が出来る。
- 水汚れが落ちやすく、洗濯後の乾きも早い。
- 抵抗力が強く、油、カビ、害虫、細菌などの影響を受けない。
短所：
- 耐熱性が弱く、熱を加えると変形してしまうため、加工ではそれを利用して熱セット処理を行うことで長所を伸ばせるが、繊維自体は熱に弱い。
- ナイロン繊維単体では、ハリやコシが乏しく型崩れを起こしやすい。
- 日光やガスなどの影響を受けて、黄変し易い。
- 用途：
- 主に合羽やウインドブレーカー、スキーウェアなどの衣類、ギターの弦、ストッキングや水着、釣り糸などにも用いられています。
