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店頭調査?職業病?

2006年09月06日(水)

みなさんこんにちは寺井レース(有)井波秀俊です。
やっとすこしは涼しくなってきましたね。
私はここ数日の鬼のような忙しさで体調を崩してしまいました。
胃に激痛が走り吐き気も・・・。
皆さんも御注意下さい。

今日は市場調査のお話。

私どもは繊維の中でも一般的に言われる製品を生産しているわけでなく、製品の原料を生産してます
簡単にいうと洋服や下着を作るのではなくその原料の糸や生地を生産してます。

ですから、自分が作ったものがどんな物に使用されているのか大変気になります。
また、同じ下着などに使用されている他社の生地や原料がとても気になります。

チュールレースで言えば下着に使用されてます。
そこで、小さい頃からスーパーなどの下着売り場の近くを通ると父親が・・・下着売り場に入りおもむろに女性用下着を手に取り何やら引っ張ったり、メガネをかけて見たり・・・。

何しとるんじゃこの親父?

すると・・・
「おい、ちょっとこれ見てみ~」
と、私を呼ぶ親父の声。

恥ずかしいの一言。
それでも呼ぶので近づくと、
「このネットうちのやぞ」
「お~っすんげ~ぇ~っ!!」

ブラジャーを手に嬉しそうに会話する変な親子がそこにありました・・・。

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ただ自社の製品をみて満足するだけでなく、他の会社のレースを見て
「こんな編み方もあるんか~」
と、研究もします。

そんな少年時代を送っていたので、会社を継いだ今、もちろん私もよく女性用下着売り場に行き、下着を広げて見てます。

店員さんや他のお客さんからはもちろん変な目で見られますが・・・。

セーターでもついつい糸を引っ張って、どんなファンシーヤーンを使っているのか見てます。
おかげで、一度店員さん叱られてしまい、3万のセーターを買い取りさせられてしまいました(涙)

私はなるべく自社の生地や糸を使用した製品を見つけると購入して、社員に見せるようにしてます。
自分が今生産しているものがどんな物になり、実際お店に並んで売られている。

自分ならこれを買う?

そう、思いながら従業員には生産してもらいたいのです。
そして、その売り場を紹介して一度見て来なさいと指示します。

うちの製品を原料にした下着やセーターを買っている人を見ると心から

「ありがとうございました!!」

と、思え、自分の仕事に誇りを持てるからです。

私の知り合いに電気工事会社の人がいて、ついつい散歩中などに電柱や電線を見てしまう変な人がいます。

それと同じで私もついつい女性の下着を・・・・。

決して変な男ではありません、職業病です!!!

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