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雷はこわい

2006年12月14日(木)

みなさんこんにちは寺井レース(有)井波秀俊です。
やっと冬らしくなってきましたね。
今週末には北陸にも雪が降るみたいです。

ケーブルテレビのお天気チャンネルではキャラクターの冬将軍くん(可愛くない・・)が北陸を襲撃していました。
寒いのは嫌だけど、寒くならないと冬物が売れないし・・・。
今日は雷のお話。

普通雷は夏に多いのですが、弊社のある石川県は冬が本番。
まさにこれからの時期が雷がとても多い時期となります。

この雷、ただゴロゴロ~っと鳴ってるだけならへそを隠すだけでいい(?)のですが、落ちると大変です。

どかーんっ!!

と、いう爆発音みたいな音と共に地震のような地響。

で、停電・・・・。

弊社は製造業でもちろん大量の動力を電気でまかなっております。
停電なんかすると機械が止まっちゃって仕事になりません。

それどころか、編み機の原糸を供給する部分はコンピューターで制御されており、編み機とは別に取り付けている関係で

①停電する
②電気が来なくなるコンピューターが止まる
③すると原糸の供給が急停止する
④編み機も停止するが、動力部分が惰性で少し動きながらとまる。

と、いう方式で機械が停止します。

すると・・・・

編み機が惰性で少し動きながら止まるのに原糸の供給部分が急停止してしまうと、原糸が機上で引っ張られるかたちになります。
弊社はナイロンの30デニールなどのとても細い原糸を沢山使用しているため、すべて切れてしまいます
1台につき2,000本~3,000本X2~3列あるので総数で約9,000本の原糸が一度に切れてしまいます
それが1台だけでなく3~4台・・・(涙)。

ほとんど2日間、この原糸切れの復旧作業に手を取られてしまいます。

ほんと怖いです。

弊社のあるところは雷の通り道になっているようで、この時期はボンボン落ちております。

雷が落ちると停電だけでなく、電気の逆流でコンピューターや電化製品まで壊れてしまいます。
うちはここ5年間でテレビ2台、パラボラアンテナ2台、お風呂の給湯器1台、電話回線1回ダメになりました・・。
もちろん農協の雷保険入りました。

電気工事関係の知人に雷対策について聞いたら
「ない!」
と、一言・・・。

近所では雷が原因の火事もあり、この時期はとても怖い思いをしております。
とにかく「おちないでね~」「停電しないでよぉ~」
と、日々お祈りするのみです。

雪だけでなく雷も北陸の冬の風物詩(難敵!)となっています。

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