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天然繊維「麻」

2015年06月09日(火)

※麻について

麻は、衣類、履き物、カバン、袋、縄、装身具、その他様々な身の回りの品に利用されており、麻で作られた衣類は通気性が良く、日本を含め暑い気候の地域で多く使用されています。

綿、絹、レーヨンなどの布と比較して、麻の布は独特でザラザラした感触と起伏があり、その風合いをうまく利用した夏服などが人気です。また、麻の繊維で作った縄は、木綿の縄と比べ伸び難く重い物を長期間固定する必要がある時などに、役立ちました。

日本では、紀元前から栽培されており、その歴史は木綿よりも古く、戦国時代に木綿の栽培が一般的に広まるまでは、高級品の絹を除けば、麻が主要な繊維原料だったそうです。
現在でも、栽培はされていますが、その栽培量は減少傾向にあります。

特徴:

  1. 通気性、吸水性が良が保湿に乏しい。
  2. 水に濡れると強度がまし洗濯に強い。
  3. 硬く伸縮性はないが、引っ張りに強い。
  4. シワになり易く、水に濡れるともっとなり易い。
  5. カビが発生し易い。
  6. 摩擦や水に濡れた状態で毛羽立ち易い。
  7. 繊維が固く、肌にチクチクした刺激がある。
用途:
水性、通気性、発散性に優れているので、爽快感のある衣類、寝具として利用されることが多いです

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