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うちの機械たち(その3)
2006年06月28日(水)
みなさんこんにちは。寺井レース(有)井波です。
蒸し暑い日が続きますね~。
今日も引き続きうちの機械たち(その3)として設備・機械を紹介します。
今回は編み機以外の機械を紹介します。
準備工程
たて編み機には他の織機や横編み機・丸編み機にはない整径という工程があります。
これは、機械に糸をセットするのに直接セットするのではなく一度ビームというアルミや鉄で出来た大きなボビンに原糸を巻きつけ(整径)てから機械にセットする必要があるからなのです(左写真の上の方の白いやつ)。
一部の機械や原糸の種類では機械の後ろにクリル(原糸たて)に原糸を立てて直接編み機に糸を送りだしていますが、基本的にこの整径という工程が必要となります。
整径機
500本クリルタイプ 1台
620本クリルタイプ 1台
見本用 1台
見本用以外の2台は本社から500m程離れた与九郎島工場にあります。
この整径は一度に100本~600本の原糸をビームにテンションをすべて均一に巻く工程です。
この整径で原糸にテンションのバラつきがあると、製品にたて筋が入り不良品となってしまいます。
この工程で品質の8割が決まると言っても過言ではありません。
特に弊社のような無地の生地を生産するところでは誤魔化しが効かないので、この部分はとても重要です。
以上が準備工程の整径機でした。
その他には
カッター台
2段巻き取りつきカッター台 6台
消極カッター台 8台
これは画像をお見せできません。
すいません。
ラッセルモールを生産する時に編み機に設置して、生地をカットしモール糸にする装置です。
ラッセルモールの毛の長さを左右均等にするのがとても難しく、他社もこのカッター装置開発にとても苦労しております。
弊社も約30年間、開発に開発を重ねております。
ですので・・・企業秘密(かっこいい~)ですのでお見せできません。
以上がうちの主な機械たちでした。
同業者が見たら大した設備じゃないな~と言われるかもしれませんが、我々のような小さな町工場ではまずまずの設備でないかと自負してます。
少しでも利益が出たら自分の車も家も子どものおもちゃも買わずに設備にお金を掛けて来た社長のおかげです。
個々の詳しい説明は追々していきますね。