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整経の準備をする仕事をしているなか、扱っている化合繊維の太さの単位・デシテックス(T)とデニール(D)の違いって?
2014年03月30日(日)
原糸が入った箱のラベルに167Tや33Tなど糸の太が明記されているのですが、これ最近の呼び名らしいですね、前は違っていたそうで、僕は、ここ最近原糸を仕事でよく扱うようになったので、ちょっと前に知りましたが少し前までは、167T=150Dで33T=30Dとラベルに明記されていたそうです。今でも呼び方だけはよく耳にします。
そこで気になってくるのは、(D)デニールと(T)デシテックスの違いです。ちょっと調べてみました。
(D)デニールと(T)デシテックスの違いは、(D)デニール・9、000m当たりのグラム数と(T)デシテックス・10,000m当たりのグラム数の違いだそうで、例えば少し前の呼び方で150Dの糸ですと9,000m当たり150gある糸となり、ここ最近の呼び方167Tだと10,000m当たり167gある糸となるそうです。
(D)デニールは繊維や糸の太さを表わす単位で、9,000mで重量が1g=1デニールとなり、数字が大きくなるほど糸が太いことを表している。
(T)デシテックスもデニールと同じく繊維や糸の太さを表わす単位で、10,000mで重量が1g=1デシテックスとなり、こちらも数字が大きくなるほど糸が太くなります。
それと上記には書かれていませんでしたが、テックスという単位もあり、これは1,000mで重量が1g=1テックス、これも数字が大きくなるほど糸が太くなることを表わしているそうです。
そういえば、フィラメントというものもありましたね~、ラベルが167T-48ですと167デシテックスの48フィラメントになります。ところでこのデシテックスやデニールなのですが、綿になると呼び方が違って番手と言うそうで、綿番手になると数字が大きくなると糸が細くなり、数字が小さくなるほど糸が太くなるんです。これも最初僕が混乱する原因の一つでした・・・( 一一)。