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品質管理

2006年09月29日(金)

みなさんこんにちは寺井レース(有)井波秀俊です。
ここ数ヶ月、無地物は最悪ですね。
ぜんぜん動きません・・・。

嘆いてもしょうがないので、この隙に見本作製。
とにかく前進前進!!!!

今日は弊社の品質管理について。

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弊社は機台の糸切れやたて筋などの品質管理は工員の目と手で直接確認しております。
普通、たて編みの工場はテンサーと言う糸切れ探知機がすべての機台に設置し、機械が品質管理しています。
弊社も以前は同じようにテンサーを設置し、品質管理しておりました。

しかし、現在はすべてのテンサーを取り外しております。

なぜかというと、テンサーはあくまでも糸切れ探知機。
たて筋や微妙な目崩れ、糸切れが原因でない穴などの欠点を見つけることができないのです。
もちろん機械ですので、誤作動もあります。

今の探知機は性能も良くなっているとおもうのですが、数年前までは誤作動で機械が止まることが多く、弊社のような無地物を生産していると止め段という線が生地につき不良となります。

また、従業員もこのテンサーに頼ってしまい、品質管理の意識がほとんどなくなってしまう状態でした。

しかし、直接人間の目での品質管理でも欠点があります。
テンサーでは糸切れが発生するとすぐに機械が停止し、キズも小さくすみます。
しかし、人間の場合見落としと他の機械を見ている時に糸切れが発生すると、気づくまでに時間がかかり、キズが大きくなります。

キズを取るか品質を取るか・・・

弊社は今のところ品質重視でやってます。
原糸切れが出ないように整径(原糸をビームボビンに巻く工程)から機上設定にまで注意をはらい、従業員も手足が早い平均38歳という若いメンバーで、品質世界一・糸切れゼロをめざしております!!

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