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泡消火ネット
2006年11月10日(金)
みなさんこんにちは寺井レース(有)井波秀俊です。
ん~ん今年は無地が不調ですね~。
うちの高速コンパウンド機も空いてます(涙)。
今ならすぐに生産入れますよ~!!!
さて、先日大阪に出張に行ってまいりました。
何件か周ったのですが、その中でも新規の取引先で消防・防火機器王手の会社に行ってきました。
今回は現在開発中の泡消火用ネットの見本が出来たので提出と打ち合わせをしてきました。
弊社ではまったく新しい分野です。
泡消火ネットとは消火剤の入った液体をこのネットに通すと泡状になり、その泡で火を消す道具です。
従来の泡消火ネットと同じ商品希望なのですが、これがまた難しいんです。
従来品はすでに製品になったものしかなく、この生地が何で出来ているのか?
後加工しているのか?
編み組織は何なのか?
巾は?打込みは?
まったく資料がなく、製品を見て判断するしかありませんでした。
とりあえず、原糸分析を行い編み組織をルーペで解析。
後加工は考えずにサンプル作成してみました。
打ち合わせではまずまずの感触でしたが、後日、先方の取引先の御要望で
①キックバック(伸び縮み)が足りない。
②伸ばす時に抵抗感がある。
③編目はこれ以上大きくしてはいけない
という修正・条件が出ました。
普通はキックバックを増すようにするには打込みを甘くするか、編み組織を変更するのですが、今回は③のようにこれ以上編目を大きくしてはいけないし、従来品とズバリということで編み組織も変更できない・・・・。
会社に戻り、工場長と会議。
また、後加工の可能性もあるので染工場とも御相談。
あれこれ考えた結果、4通りの解決策を考え現在再試編みの準備にかかっております。
もう少しお待ち下さい!!
なんとか、お客様の御希望の物が出来るよう、また、従来品より性能が良い物が出来る様に最善を尽くしたいと思います。
必ずや御希望の製品ズバリを作ります!!
次にはもっと泡消火機能が良い物を考えて行きたいです。