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日頃出荷している、製品の紹介(  ̄▽ ̄)寺井レースでの品番はTA-7740と呼ばれてます。
2014年04月18日(金)
今回は、日頃出荷している製品の箱の中身をちょっと紹介したいと思います。倉庫にあるダンボールの中身はそのほとんどがファンシーヤーンで、基本的に20カセ(20本)一括にし、三本のナイロン紐で束ねダンボールに詰めて管理してます。
ダンボールに詰める量は、その出来上がったカセの重さによってまちまちですが、基準は一カセ200グラムまたは、250グラムに成るように編む長さを調整し、その重さによって一箱にどれだけ詰めるかを決めてます。なかなか機械によって思い通りのグラム数にならない場合もありますが、なるべく200グラム・250グラムになるよう編んでいます。
このグラム数、生産する機械の構造によってメートルまたはラックを一度調整すれば、望むグラム数に修正できるものと、なかなか調整の難しい物もあります。
それは、ビームから糸を送り出してくれる方法と引っ張り出す方法の違い・・・(;´д`)
送り出して生産してくれる機械は、ビームを通したシャフトを機械が直接回転してくれるので、調整の際計算して数値を変えれば良いだけなのですが、引っ張り出すタイプは滑り止めの巻かれたシャフト2本で、Sの字を描くように糸を挟み、そのシャフトが回転することで必要な量の糸をビームから引っ張り出す仕組み、これが計算だけでなく湿度やビームに巻かれている糸の量によって変わるんです(–;)
編んでるうちに、糸の量も減りますし、その日の天候によって湿度も違ったりと、なかなか難しい。
職人の勘で!!と、言いたいのですが、残念ながら僕には備わってないようです(´▽`;)
一括(20カセ)をバラすと10本に分かれるのですが、この時点では2カセをねじて一本にしてあるものが10本あり、それを更にほぐすと一カセになります。(ちょっと分かり難いかもしれませんが)出荷の際に必要に応じて細かくバラし、出荷依頼書に書かれた数量になるように調整して出荷しています。
指定があった出荷量が自分の作った箱と同じ重さだと楽ですね〜、そのまま箱を開けず出すだけ!!理想的です(  ̄▽ ̄)毎日そんな感じだったら、出荷後の管理も楽になりそう。
一カセは、この細い紐でバラけてしまったり、巻き始めと終わりが分からなくならないよう、閉じてあります。会社では、ひびろ糸とか閉じ糸とも呼んでます。