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合成繊維「ビニロン」
2015年05月28日(木)
※ビニロンについて
ビニロンは、京都帝国大学や繊維メーカー数社と共同研究され、1939年に初めて合成され、ナイロンに遅れること2年、世界で二番目に作られた合成繊維として知られています。
特徴:
- 綿やウールの3倍以上の摩擦抵抗力があり、摩擦に強い。
- 耐光性に優れています。
- レーヨン、ウール、綿などより軽い。
- 繊維自体の抵抗力が強く、油、カビ、害虫、細菌などの影響を受けにくい。
- 合成繊維で唯一吸湿性があり、通常でも3~5パーセントの水分を持っている。
- 染色しにくい。
- 用途:
- 衣料用としては、作業着や学生服に使用されていましたが、湿熱による安定性や、染色性に問題があり、現在ではロープ、ホース、工業用ベルトなど、産業用資材として多く使われています。
- また、建設・土木の分野では、その強度、弾力性を生かし、繊維補強コンクリートの材料として使用され、コンクリートの強度保持に役立っています。