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再生繊維「レーヨン」
2015年06月02日(火)
※レーヨンについて
レーヨンは、絹に似せて作られた再生繊維で、昔は人絹、ステープル・ファイター、そしてステープルの「ス」とファイバーの「フ」を取り、「スフ」とも呼ばれていたそうです。
レーヨンの原料は、木材のパルプで、それを二酸化炭素に溶かし、ビスコースと呼ばれる液体状にし、酸の中で紡糸して製造されます。このビスコース液からは、レーヨンだけでなくセロファンも作ることが出来ます。
その後、現在のレーヨンが開発され、再生繊維として世の中に広まりました。
特徴:
- 肌触りが滑らか。
- 吸湿性、放湿性に優れている。
- 光沢がありきれい。(ブライトレーヨン)
- 染色性が良い。
- 耐熱性がある。
- 静電気が起きにくい。
- 処分する際、焼却しても有害物質が殆ど発生しない。
- 摩擦に弱く、白色化し易い。
- 濡れると強度が低下する。
- 水ジミが出来やすい。
- 洗濯などで縮み易い。
- 用途:
- レーヨンは、吸湿性があり、静電気も起こり難く、耐摩耗にも優れている為、下着や婦人服の裏地、カーテンなどに多く利用されています。
- また、ブライトレーヨン(光沢がある)、ダルレーヨン(光沢がない)、セミダルレーヨン(やや光沢がある)、の3種類あり、生地にする段階で、それぞれの好みに合ったタイプを使用することにより、デザインの幅が広がります。