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再生繊維「キュプラ」
2015年06月03日(水)
※キュプラ(ベンベルグ)について
キュプラは、コットンの種の周りにある細かなウブ毛(コットンリンター)を使用します。このコットンリンターに含まれる不純物を綺麗に取り除き、銅アンモニア溶液に溶かして、それを紡糸し製造される再生繊維です。
キュプラの歴史は古く、1897年にドイツのベンベルグ社によって、銅アンモニウム法という新しい繊維を製造する方法と共に工業化に成功し、1928年に旭化成がベンベルグ社から技術を導入、現在は、旭化成ベンベルグとして広く知られています。
特徴:
- スベスベの肌触りと、シルクのような感触があります。
- 吸湿性や放湿性に優れています。
- 熱に強く、水に弱いです。
- 静電気が起きにくい。
- その他、繊維との相性がよい。
- 用途:
- 紳士服や高級婦人服の裏地などに利用されることが多く、スベスベした肌触りと、絹のような感触が特徴で、静電気も発生し難く、引っ掛かりが少ないので、着たり脱いだりする際の動作がスムーズに行えます。