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生地のお話(織物)

2006年07月05日(水)

みなさんこんにちは寺井レース(有)井波秀俊です。
石川県は雨が降るのか降らないのかわからない変な天気が続いております。
大好きな鮎釣りも今年は一度も行けてないな。
いつか釣果もここでお見せできればよいのですが・・・。

 

さて、今日は釣り・・・でなくて、繊維のお話。

 

糸を生地(テキスタイル)にする方法は多々ありますが、大まかに分類すると、織物・編み物(横編み・丸編み・たて編み)に分類されます。

弊社はその中の編み物(たて編み)の工場です

 

それでは、それぞれどんなもなのか少し説明しましょう。
無知な私の知っている限りの知識ですので、間違っていたら御指摘下さいませ。

 

 

まずは・・・織物

 

DSC02924

 

うちの分野ではないのであまり解りませんが・・・。
主に着物・スーツ生地・シャツ地・旗地・工業資材などに使用されます。
緯糸(よこいと)と経糸(たていと)が交差して生地を形成しています。
もっとも一般的ではないでしょうか?
普通の方は鶴の恩返しやテレビでお婆ちゃんが織っているところを見たことがあるかもしれませんね。
あの織機は古く、今では全自動で高速。
とてもコンパクトになっています。
全自動織機を発明したのはトヨタ自動車の創設者豊田佐吉ということでもお分かりかとおもいますが、動力のほとんどが自動車と同じです。
一部を除いて、縦と横に生地が伸びないのが特徴です。
よって、スーツやシャツのように形が崩れてはいけない物に最適です。

 

この織物を作っている工場を織屋(はたや)と呼んでます。
小松や能登地方に多いですね。
うちのようなたて編み工場も元はこの織屋(はたや)だったところが多いです。
その名残で会社名に「○○編織㈱」(○○へんしょく)という所が沢山あります。
うちの社長も昔、織工場の工場長を経てその会社の新規事業でレース部門を作ったのが、寺井レース(有)を開業するきっかけでした。

 

 

ちなみに寺井レース(有)は織物を作ってないので織屋(はたや)ではありません。
編み屋・ニッティング工場(かっけ~ぇ)です。

 

続きはまた今度~

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