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生地のお話(横編み)

2006年07月07日(金)

みなさんこんにちは~。
寺井レース(有)の井波です。
さて、前回から少し繊維のお話をしています。

 

今回も生地のお話です。
その前に編みについて。

 

編みは英語で(knit ニット)と呼びます。
ニットには横編み・丸編み・たて編みとあります。
うちはその中のたて編みの工場です。

 

今回はその中でも横編みのお話です。

 

横編み
主にセーターやカットソーの襟や袖リブを生産します
ブラザーの家庭用セーター編み機をみたことがある方もいるかと思いますが、工業用では島精機というメーカーが主力で、現在日本ではほとんど全自動です。
無縫製でセーターができるすぐれものもあります
中国では逆に手横といって、人間がハンドルを右左と動かしながら編む手動式の機械で編んでます。
それでも日本の1/10~1/5の工賃で出来るのですから・・・。

 

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横編みは名前の通り横に糸をループ掛けして編んでいく方式です。
詳しくいうと糸を横に編目(loop ループ)でつないで編んで生地・編目(stitch・ステッチ)を作ることによって布を作る方法です(ん~解りづらいですね)。

 

皆さんの家のセーターを解いてみて下さい(無理か)。
糸が横に解けていきます(だから無理だし、嫌だって)。
そう!それが横編みなのです。

 

現在日本で流通しているセーターの90%は中国産らしいです。
がんばれ!日本の横編みニッターさん!!

 

もちろんこれもうちでは扱っていません。

 

しかし、まんざら関係のない業種でもないのです。
うちで作ったラッセルモールリボンテープなどのファンシーヤーン(いつか詳しく・・)はこの横編みで原料として使用され、セーターやマフラーになるのです。
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↑は弊社が初めて作ったパーチェフェザーというラッセルモールで編んだセーターです。
同じモデルを中山美穂が昔着てました(ホントだよ~)。

 

 

ですから、皆さん冬も夏もセーターやサマーセーターを着るようにしましょう~!!

 

もちろんmade in Japan でね!!!

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